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女皇の帝国1、2巻を読了。
架空の歴史を辿った世界の日本が1941年12月8日にソ連によって東京を攻め落とされる所からスタートする仮想戦記物。
某姫様がモデルと思われる主人公のお姫様は外遊中だった為に難を逃れ、故国開放を目指して戦うのでしたって感じのお話。皇族を萌えネタにするのは不謹慎とかゆー真面目な話は置いておく。
仮想戦記ってほとんど読んだ事がないので、このお話がその手の物としてどのくらいのレベルなのかはイマイチ判らなかったが、なかなか面白かった。
劇中でロシアの圧力に押されて右往左往するアメリカ政府に、米軍人が漏らす「我が国にもロイヤルファミリーが居れば良かった」という台詞が良かった。国難に対する精神的支柱がないのは辛かろうなあ。
ただ、萌え仮想戦記って銘打ってあるけど、ヒロインの那子様はちょっと萌えが足らない気がする。
姫様系キャラクターはそのカリスマ性を打ち出さなくてはならない訳だけど、設定上の都合ですまされてるような印象が。
行動でカリスマを示して欲しいなあ。
ちなみに俺的に一番萌える架空国家元首は当然ハマーン様です。次点でデビロット姫(元首じぇねえ)