脳内が微妙にカンフーづいてるので、神チョウ剣侠を読む。とりあえず二巻辺りまで。ちなみにチョウという字は一般的ではないので上手く表示されない字です。
前作の射チョウ英雄伝はまだ読んでなかったりするが、女師匠との道ならぬ恋ときたら読まずにはいられませぬて。
不幸三昧の楊過くんのひねくれヒーローっぷりが好み。斜に構えて人をからかってばかりな辺りな癖に、根は割りと善良なのがいいね。実はそんなに強いわけでもなく、戦略と立ち回りで勝ってる辺りも好みだ。
ヒロインである師匠、小龍女がめっちゃ可愛い。すっとぼけた天然で、時々物凄い勘違いしてたりするけど。
金庸作品の中でも、この作品は美少女が多数登場する作品なような気がする。
性悪なのとか一途なのとかツンデレなのとか、色々揃ってるなあ。
金庸作品を読んでて、大陸の人と日本人の血潮の温度差を感じる。
江湖の英雄好漢たちの多くは誇り高い熱血漢で、己の信じた物を貫き通す事に命を賭けている。
ただし、その信じた物が正しいかどうかは……。話し合えばあっさりと解決するのに、誤解から口論→決闘→遺恨→不倶戴天の仇敵というパターンが余りにも多すぎる。おまいらもっと落ち着けと。
頑固な短気が多いんだよなあ。
神チョウ剣侠は人によっては一巻ラスト近くの展開で投げ出されるかもしれないなー。
尹志平、マジで碌な事しねえ。