ヒューマノイド、最終話までプレイ。
 九話をやっていなかったので、九話十話と続けてやったら凄いボリュームで疲れ果てた。特に九話。
 あのボス様はかなり絶望的な壁でした……。四方から雑魚は沸き続けるし!
 そんな中、南方で一人敵を駆逐し続けてくれたNPCのファレスさんLOVE。プレイヤーユニットだったら寵愛していた事間違いなし! 西側で活躍してくれたディロスさんに関しては、まあ、彼は愛がなくても生きていけそうな人ですから。
 そして最終話。
 ぶっちゃけた話シュレイア&メルヴィスよりもキャラ立ち面で圧倒的に勝っているベルファレドさんの魅力が大爆発。
 一言でいうならばツンデレ系な訳だけど、主を守りきれなかった従者の苦悩やら目的を果たせなかった機械の苦悩やら、ヒューマノイドという存在に起こりうる闇の部分を一身に背負うその姿は実にいい味を出していた。
 シュレイアにマスターの首を人質に取られて動けなくなっちゃう辺りの健気さが堪らない!
 ちなみにシュレイアさんについては、シナリオ全編中最も輝いていたシーンが件のベルファレドのマスターの首を人質に取るシーンだと思ってたり。割りとマジで。
 ベルファレドについては彼の情念の行く末も含めて綺麗に決着のついたお話だけど、メルヴィスに秘められた謎とかシュレイアの苦悩などについては投げっぱなしな感も否めない。
 まあ、シュレイアの苦悩は行き着くとこまで行っちゃったら「こんな国はダメだ!世直しー!!」とクーデターに走るしかなさそうな気がするけど。
 戦闘面で辛い所も多かったけど、人形劇の使い方が巧みで総じて面白い作品でした。
 ストーリーの長さも全10話と短めなので、1クールアニメを見るような感覚でのプレイに向いてそうです。
 五月雨柾さん、リリースお疲れ様でした!