八代目当主、氷ノ皇子に惨敗!さらに討伐隊全員戦死!一族存亡の危機!
 残ったのは奥義継承の訓練中だった傍系の弓分家のみ!
 この大ピンチに思わず……wktkが止まらない!
 いやもう、これよこれ、この大ピンチからの巻き返しが燃える訳よ。
 わざと負けるのは馬鹿らしいけど、この不慮の事態からのリカバーが楽しくて堪らない。
 とは言え、この敗北はわざとではないにせよこちらの不備が大きすぎる。
 第一に対ボス戦の主力である弓を欠いていた事。
 第二に発動タイミングをきちんと理解していない奥義合わせで仕留めようとした事。
 そして最大の理由は氷ノ皇子の行動パターンを読み損ねた事。
 旧作の氷ノ皇子は強力なパラメータを持ちながらも行動の半分は何もしないというルーチンだった為、楽な部類のボスだった。
 その為、陽炎よりも梵ピンの使用を優先した結果、連続で列攻撃を食らって全滅……。
 槍、槍、拳、薙刀という前衛オンリー部隊で出撃したのも失敗。後衛が一人でもいればまだしもだったかも知れん。
 まあ、過ぎた事は仕方ない。残った人材で何とかしよう。
 ちなみに、ここでロードをするなど俺屍というゲームを理解していないも同然である。
 傍系弓分家は傍系なだけに連弾弓を覚えた後はその継承の為だけに存続しているようなもので、毎度余った奉納点で子供を作っていた。
 お陰でいまいちパラメータはよろしくない。
 本来なら残った奉納点をつぎ込んで優秀な子供を作りたい所だけど、たった二人になってしまっている(しかも親は実質子作り&教育要員)ので人数が必要。
 妥協しておぼろ幻八と交神。上手くすれば双子が……こねえー。
 次の月も幻八と交神。……双子こねぇー!何やってんの幻八ッつぁーん!あんたの存在意義は双子作成要員って事でしょー!
 生まれた子供達はそれぞれ薙刀、大筒にする。対大物要員の弓がいるので、雑魚散らしが目的。
 実戦投入された子供達で雑魚を倒しまくって奉納点をそこそこ稼ぎ、弓母に四人目の子供を作らせる。まさに中興の祖、グレートマザー。
 四人目の子供は娘だったので、折角なので前に拾った天の羽槌を活かすべく壊し屋にする。女の子の壊し屋可愛いしね!男が生まれたら壊し屋の家系は別の家系になるけど。
 これが大正解。属性付き+二回攻撃と言う反則武器のお陰で初陣から大活躍!
 壊し屋は天の羽槌が来てからが本領だなあ。